分解
複合オブジェクトを構成要素となっているオブジェクトに分解します。
ポリライン、寸法、ハッチング、ブロックなどが複合オブジェクトとなっており、分解すると個々の構成要素として選択出来るようになります。
YouTubeでも解説していますのでご覧ください。
実践‐ポリライン
分解を実行しただけでは外観に変化がないのでオフセットの結果で違いを確認します。
下の画像のオブジェクトは上下ともポリラインです。
ポリラインとは線分や円弧などが接続され、1つのオブジェクトとなったものをいいます。
1-12. オフセット[OFFSET]
オフセットとは 同心円、平行な線、平行な曲線を作成します。 YouTubeでも解説していますのでご覧ください。 実践 アイコンまたはメニューからコマンドを実行する場合は画像を参考にしてください。 キーボード入力の場合はとコマンドラインに入力...
ポリラインをオフセット
上図のポリラインをオフセットすると
台形の形状でオフセットされます。
分解してからオフセット
下図のポリラインを分解してからオフセットしてみます。
アイコンまたはメニューからコマンドを実行する場合は画像を参考にしてください。
キーボード入力の場合は[EXPLODE]とコマンドラインに入力します。
手順
1 EXPLODE + 確定キー
2 オブジェクトを選択 + 確定キー
分解されました。
オフセットします。
ポリラインが分解され4本の線分になったので、指定した線分だけがオフセットされます。
実践‐ブロック
ブロックはそのままでは編集できません。
ブロックになっている麻の葉模様の一部をストレッチしてみてもストレッチされません。
ブロック化されたオブジェクトを編集するには、ブロック編集 または 分解してオブジェクト変更します。
下の画像は分解した状態でストレッチを実行し線分を選択した状態です。
ブロックを分解したことによってオブジェクトを編集することが出来るようになりました。
ブロック編集ではブロックの状態を保持したまま編集することが可能です。
詳しくはブロック定義の解説ページを参考にしてください。
1-14. ブロック定義[BLOCK]
ブロックとは 複数のオブジェクトをひとつのオブジェクトとして結合したものをいいます。 オブジェクトをブロック化することをブロック定義やブロック作成などと呼びます。 オブジェクトをブロック化すると、複写して複数箇所に利用していてもブロックデー...
終わりに
分解してから編集するのか、分解せずに編集するのか編集後を考えて使い分けましょう。
コメント