フィレット
フィレットは角丸めともいい、2つのオブジェクト間に円弧を作成することが出来るコマンドです。
YouTubeでも解説していますのでご覧ください。
実践
アイコンまたはメニューからコマンドを実行する場合は画像を参考にしてください。
キーボード入力の場合は[FILLET]とコマンドラインに入力します。
1つのコーナーにフィレット
長方形のオブジェクトで実践します。
1 FILLET + 確定キー
2 R(半径)+ 確定キー
3 3 + 確定キー
4 1つ目のオブジェクト選択
5 2つ目のオブジェクト選択
作成される円弧の方向は、オブジェクトを選択するときに指定した点によって決定されます。
作成したい円弧に近い位置でオブジェクトを選択します。
寸法を入力して確認すると、R3で描かれていることが確認できます。
複数のコーナーにフィレット
通常は1回実行ですが、複数回実行したい場合に[複数(M)]のオプションを入力します。
1 FILLET + 確定キー
2 M(複数)+ 確定キー
3 11つ目のオブジェクト選択
4 22つ目のオブジェクト選択
5 1と2の繰り返し
6 [確定キー]<終了指示>
ポリラインのコーナーにフィレット
オプション[ポリライン(P)]は選択したポリラインの全てのコーナーにフィレットが適用されます。
1 FILLET + 確定キー
2 P(ポリライン)+ 確定キー
3 R(半径)+ 確定キー
4 2 + 確定キー
5 ポリラインを選択
角を出す
フィレットで角を出すことも出来ます。
また直角だけでなく鋭角や鈍角にも使えます。
角の出し方 1
1 FILLET + 確定キー
2 1つ目のオブジェクト選択
3 Shiftキーを押しながら 2つ目のオブジェクト選択
角の出し方 2
1 FILLET + 確定キー
2 R(半径)+ 確定キー
3 0 + 確定キー
4 1つ目のオブジェクト選択
5 2つ目のオブジェクト選択
使いやすい方を使いましょう。
トリム
オプションのトリムモードはフィレットを適用したオブジェクトを円弧に合わせて延長、カットします。
非トリムモードは選択したオブジェクトに変更を加えない場合に使用します。
1 FILLET + 確定キー
2 T(トリム)+ 確定キー
3 N(非トリム)+ 確定キー
4 R(半径)+ 確定キー
5 3 + 確定キー
6 1つ目のオブジェクト選択
7 2つ目のオブジェクト選択
オプション[トリム(T)]はモードの変更なのでコマンド終了後も設定は残ります。
対角側にもフィレットを実行します。
非トリムモードが継続されており、選択したオブジェクトは延長されず、円弧が描かれます。
終わりに
フィレットを上手に活用して作業効率を上げましょう。
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