絶対座標と相対座標
作図領域内には方眼紙のメモリのような座標が設定されています。
横方向がX値、縦方向がY値として位置を表します。
X方向の右が正方向、左が負方向で、Y方向の上が正方向、下が負方向です。
絶対座標
X軸とY軸が交差する原点(0,0)が基準です。
相対座標
最後に指定した点が基準です。
その点からの相対的な位置を指示する場合に使います。
絶対座標の表示
ステータスバーにカーソルの位置の座標を表示させることができます。
初期設定ではオフになっています。
右下の三本線をクリックし座標にチェックを入れることで表示されるようになります。
実践
絶対座標と相対座標
任意の点から50,50の位置に線を引いた場合
先程と同じ点から@50,50の位置に線を引いた場合
1つ目の線分は絶対座標の(50,50)の位置が線分の終点になっており、
2つ目の線分は始点からX方向50、Y方向50の位置が線分の終点になっています。
極座標
距離と角度を指示して点を指定出来ます。
距離<角度と入力します。
オブジェクトを50<45の位置に複写した場合
距離は原点からの距離となり角度は絶対角度です
オブジェクトを基点から@50<45の位置に複写した場合
@を付けることで基点対する相対距離となります
角度は常に絶対角度です
角度の基準
キーボード入力でUNITSを実行すると上記ダイヤログボックスが開きます。
角度の方向ボタンをクリックして開くダイヤログボックスでは0°の方向を設定できます。
絶対角度とは0°の方向からの角度の意味です。
初期設定は東(E)です。
角度の基準はファイル単位で保存されますので必要に応じて変更してください。
終わりに
AutoCADの基礎知識として絶対座標や相対座標を理解しておきましょう。
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